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公益財団法人 石川県埋蔵文化財センター

【開館】9:00-17:00(入館16:30)【休館】12/29-1/3

最新発掘情報

加賀地域 終了

小松市一針C遺跡 (その4) 発掘調査が終了しました

 梯川右岸にある一針C遺跡は、弥生時代~中世の集落遺跡です。平成25年度から発掘調査を行っており、今年度は春に調査した後、10月から調査を再開し、2月に終了しました。
 調査区下層からは、弥生時代中期~古墳時代前期のムラの跡を確認しました。平地建物や掘立柱建物・柱穴、土坑、溝などがみつかっています。弥生時代の平地建物は、円形の建物の周囲に排水のための周溝をめぐらせるもので、3重の周溝が掘られており、同じ場所で建て替えが行われたようです。また、管玉などの玉づくりを行っており、素材である碧玉や製作中の失敗品が出土しています。

一針C遺跡、弥生時代、平地建物、玉づくり、碧玉

遺跡名 一針C遺跡(こまつしひとつはりCいせき)
時代 弥生時代~室町時代

現場の写真

  • 遺跡上空から日本海を望む(東から)

  • 弥生時代のムラ跡の調査(下層・西から)

  • 3重の周溝を持つ平地建物(下層・北から)

  • 玉づくりに伴う碧玉が出土した遺構

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