金沢東部環状道路(通称:山側環状)観法寺パーキングエリアの西側に位置し、海側へ伸びる丘陵に挟まれた谷部に立地する遺跡です。
平成30(2018)年の調査で見つかった平安時代の溝の続きを確認し、そこからは観法寺ジンヤマ窯跡で焼かれた瓦などが出土しました。また、斎串(いぐし)や建築部材などが出土する大小の河跡や、平安時代後期の掘立柱建物も見つかりました。建物の柱穴は径70㎝程と大きく、近くから土師器の埦が集中して出土する土坑が2箇所見つかったことなどから、宗教的な施設と考えられます。
また、谷奥に近い部分の河跡からは縄文時代の土器や石器も出土し、周辺に未知の縄文時代遺跡が存在する可能性があります。
遺跡名 | 金沢市観法寺ヤッタ遺跡 |
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時代 | 平安時代~鎌倉時代 |