

末松遺跡は、野々市市の南西部、手取川扇状地の扇央部に位置しています。かつては微高地に集落が営まれ、その後背地に水田等の耕作地が広がっていたとみられますが、現在は開発が進んだことで平坦な地形となっています。
今年度の調査地の西側約700mには、飛鳥時代に創建された北陸最古級の寺院である国史跡末松廃寺跡があり、その周辺では同時期の遺跡が多数確認されています。末松遺跡でも、石川県立大学、国道 157号線等の開発に伴い、何度も発掘調査が行われ、飛鳥時代の集落跡のほか、縄文時代から中世の遺構や遺物が確認されています。
今年度の調査区は、石川県立大学建設に伴う平成14・15・19年度の調査区と隣接しており、それらの調査では、飛鳥時代~平安時代の集落跡や道路状遺構、古墳の周溝などが見つかっていることから、今回の調査でも同時期の遺物や遺構が確認され、より遺跡の詳細がわかると期待されています。
| 遺跡名 | 末松遺跡 |
|---|---|
| 時代 | 奈良・平安時代 |