江沼盆地の中央部に位置する集落遺跡で、和同開珎や古代瓦の出土から、当地域の中心的集落の一つと考えられています。
4年目の発掘となる平成30年度の調査では、弥生時代の竪穴建物や、奈良・平安時代の護岸施設を設けた河跡、中世以降と推測される掘立柱建物などを確認しました。
特に、河跡からは6,000点を超える多量の木製品が出土し、木沓(きぐつ)や人形(ひとがた)、斎串(いぐし)、桃の種子など祭祀に関わる出土品が確認され、9~10世紀に水辺で執りおこなわれていた古代祭祀の様子がうかがえました。
遺跡名 | 庄・西島遺跡、津波倉廃寺 (しょう・にしじまいせき、つばくらはいじ) |
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時代 | 弥生~近世 |