江沼平野の中央部に位置する、弥生時代～中世の集落遺跡です。今年度の調査は、津波倉町地内の旧庄跨道橋付近が対象で、古代寺院「津波倉廃寺」の推定地とされる区域も含まれます。平成27年度にその北側を調査した際には多数の古代の建物跡が、令和2年度に西側を調査した際には、これらの建物群と方位を揃えた古代の道路跡が確認されています。当地での調査は7年目を迎え、庄・西島遺跡の中心的集落の状況がさらに明らかになるものと期待されます。
| 遺跡名 | 加賀市庄・西島遺跡 |
|---|---|
| 時代 | 奈良・平安時代～中世 |
表土除去作業のようす
遺構検出作業のようす