小川B遺跡は弥生時代後期の集落跡です。今年度は、県道金沢美川小松線の改築事業に伴い、平成27年度に調査を実施した南側を調査します。
前回の調査区では、両端で幅12 m前後、深さ約1mの自然河道を、また、その間の幅約80 mの微高地上では土坑や溝などを確認しました。その際、自然河道底面からは主に、弥生時代後期の土器が約200点出土しました。
遠くに白山連峰を望むこの場所は、手取川がつくった扇状地の扇端部分にあり、礫の多い遺跡です。6月から9月まで調査し、かつてのこの地域の暮らしを明らかにしていきます。
遺跡名 | 白山市小川B遺跡 |
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時代 | 弥生時代 |