馬緤泊遺跡(まつなぎとまりいせき)は能登半島外浦の海岸線から約100mほどの場所に位置し、海と山にはさまれた海岸段丘上にある遺跡です。この地域は古くから塩づくりが営まれ、現在でも海岸沿いに揚げ浜式塩田を見ることができます。
本遺跡は1988年の分布調査で製塩土器等が見つかり、土器を使用した古代の塩づくり(土器製塩)が行われていたと考えられます。本遺跡から約3㎞西に位置する大谷中学校東遺跡の発掘調査では、古墳時代から平安時代の製塩土器や炉跡が見つかりました。
珠洲市は、内浦・外浦ともに古代の塩づくりが盛んに行われており、この調査で外浦の製塩の様子がより明らかになることが期待されます。
遺跡名 | 馬緤泊遺跡 |
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時代 | 古墳時代、中世 |