弓波遺跡は、加賀市北部に位置する江沼低地の中央付近にあり、西から北東に流れる八日市川と南からの尾俣川が合流する地点に広がる遺跡です。北陸新幹線建設に伴う発掘調査が平成28年度と平成30年度に行われており、弥生時代から中世の集落跡を確認したほか、弥生時代終末期の方形周溝墓、古墳時代前期の方形区画溝、古墳時代中期や後期の古墳などがみつかりました。今回は昨年度と同様、新幹線周辺の取り付け道路建設に伴う発掘調査を8月より行っています。調査は終盤に近づいていますが、現在までに古墳時代の掘立柱建物や中世の土坑などがみつかっています。
| 遺跡名 | 加賀市弓波遺跡 |
|---|---|
| 時代 | 弥生時代～中世 |
調査着手前の状況（南西から）
遺構検出状況（南から）
発掘作業のようす（南から）