梯川右岸に広がる弥生時代~室町時代の集落遺跡で、平成25年度から始まった梯川河川改修に伴う発掘調査も最後の現地調査となりました。秋期の調査は、春期調査区(P2区)隣のP3区とR・S区の下層を対象に行いました。
P3区ではP2区から続く、弥生時代後期~平安時代にかけて流れていた川跡とその下層に弥生時代中期の集落を囲んでいた環濠の一部を確認しました。川跡沿いには、古代の掘立柱建物も見つかりました。
R・S区下層では、弥生時代~古墳時代に流れていた川跡2条を確認しました。また、古墳時代初頭の竪穴建物が1棟見つかりました。弥生時代中期の土坑等の遺構から碧玉や緑色凝灰岩の破片が多数出土したことから、集落内で玉つくりを行っていたと考えられます。
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遺跡名 | 一針C遺跡 |
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時代 | 弥生時代~室町時代 |