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公益財団法人 石川県埋蔵文化財センター

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最新発掘情報

加賀地域 終了

小松市一針C遺跡 令和4年度秋期の発掘調査が終了しました

梯川右岸に広がる弥生時代~室町時代の集落遺跡で、平成25年度から始まった梯川河川改修に伴う発掘調査も最後の現地調査となりました。秋期の調査は、春期調査区(P2区)隣のP3区とR・S区の下層を対象に行いました。
 P3区ではP2区から続く、弥生時代後期~平安時代にかけて流れていた川跡とその下層に弥生時代中期の集落を囲んでいた環濠の一部を確認しました。川跡沿いには、古代の掘立柱建物も見つかりました。
 R・S区下層では、弥生時代~古墳時代に流れていた川跡2条を確認しました。また、古墳時代初頭の竪穴建物が1棟見つかりました。弥生時代中期の土坑等の遺構から碧玉や緑色凝灰岩の破片が多数出土したことから、集落内で玉つくりを行っていたと考えられます。

令和4年度発掘報告会「いしかわを掘る」の報告資料は、こちらをクリックリンク

または、下記アドレスを検索↓ 

https://www.ishikawa-maibun.jp/wp-content/uploads/2023/03/r4hakkutuhoukokukai.pdf

遺跡名 一針C遺跡
時代 弥生時代~室町時代

現場の写真

  • 調査区遠景(北西から)

  • P3区掘立柱建物と川跡(東から)

  • P3区弥生時代中期の環濠完掘状況(北東から)

  • R・S区川跡掘削作業風景

  • R・S区川跡完掘状況(南から)

  • R・S区川跡土器出土状況

  • R・S区竪穴建物完掘状況(南から)

  • R・S区土坑から碧玉が出土した状況

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