中ノ江遺跡は、能美市中ノ江町の沖積平野に立地する、弥生時代から中世にかけての遺跡です。今回の調査区に近接する区域では、北陸新幹線建設に伴い、平成28年度と令和2年度に調査を実施しています。このときの調査では、掘立柱建物や井戸、溝などの遺構を検出したほか、縄文時代中期から近世にかけての土器・陶磁器をはじめ、玉作関連遺物も出土するなど、弥生時代後期から古墳時代、中世にかけての集落が確認されました。
今回の調査区でも、建物跡とみられる柱穴や溝、土坑、川跡などを検出しているほか、縄文時代から中世にかけての土器が出土しています。今後の調査の進展によって、さらに集落の様子が確認できるものと期待されます。
遺跡名 | 能美市中ノ江遺跡 |
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時代 | 弥生~中世 |