国指定史跡能登国分寺跡の北側には、それに関連すると考えられている古府・国分遺跡が広がっています。七尾バイパス建設工事に伴い平成17・18年、24~26年にかけて調査を行い、奈良時代から平安時代にかかる建物群や多数の井戸が見つかっています。また、平成18年度には、能登歴史公園整備を進めるために、トレンチによる能登国分寺跡の遺構確認調査が実施され、寺域北辺にあたる1本柱列を確認したほか、遺構残存状況の考古学データをえることができました。
今回の調査は、能登歴史公園内の水路敷設工事によるものです。過年度調査成果から、平安時代を中心とする建物跡などが見つかることや、西に流れる砂田川との関係が明らかになることが期待されます。
遺跡名 | 七尾市古府・国分遺跡、能登国分寺跡 |
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時代 | 古代・中世 |