古府・国分遺跡は、平成17~18、24~26年に七尾バイパス建設に先立ち調査をしました。今回の発掘調査は、能登歴史公園整備事業に伴うもので、公園内を流れる水路部分の発掘のため、狭くて長い調査区でした。北側を1区、南側を2区としました。
北側の1区では、柱穴、畝溝3条などを確認したものの、具体的に建物構造を把握できませんでした。南側の2区では、多数の柱穴、井戸5基、溝などを確認し、井戸4基が素掘りで底から検出面まで黒色腐植土が厚く堆積していました。西端は、砂田川に続く水田等の生産域と思われます。
能登国分寺跡に関連する遺構や遺物は確認できませんでした。
遺跡名 | 古府・国分遺跡、能登国分寺跡 |
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時代 | 古代・中世 |